2016 年の CIC における研究活動の締めくくりとして、シンポジウムを開催しました。前半と後半の二部構成で、前半は CIC 2016 で検討した 7 つのビジネスモデルそれぞれの研究結果の発表、後半は「日本の将来をイノベートする」と題してパネルディスカッションを行いました。前半の研究成果の発表は、外部に公表できないデータを使用した解析を含んでおり、残念ではありますが非公開とします。パネルディスカッションでは 7 つのビジネスモデルの各グループのリーダー 7 名が登壇し、世界のイノベーションを日本がリードするために必要なことは何か、活発に議論しました。
国立情報学研究所コグニティブ・イノベーションセンターシンポジウム~コグニティブ・テクノロジーが創る未来社会 産学共同研究の成果報告~
2016 年 12 月 16 日 13:30 - 17:50
紀尾井カンファレンス
第一部 (非公開)
13:30 - 13:40
オープニングおよびCIC活動の意義と成果
国立情報学研究所 コグニティブ・イノベーションセンター センター長 石塚 満
13:40 - 15:40
研究成果発表
各グループのリーダー
第二部 (公開)
16:10 - 16:20
オープニングおよびCIC活動の意義と成果
国立情報学研究所 コグニティブ・イノベーションセンター センター長 石塚 満
16:20 - 16:35
コグニティブ技術最新動向
日本 IBM 執行役員 ワトソン事業部長 吉崎 敏文
16:35 - 17:15
パネルディスカッション「日本の将来をイノベートする」
17:15 - 17:45
「シンポジウムに寄せて」
国立情報学研究所 所長 喜連川 優
17:45 - 17:50
クロージング
日本 IBM 取締役専務執行役員 グローバル・ビジネス・サービス事業 キャメロン・アート
国立情報学研究所 コグニティブ・イノベーションセンター センター長 石塚 満
パネルディスカッション
CICの参加企業23社を代表し、7つの新たなコグニティブ・ビジネスを一年に渡って検討してきた各グループのリーダー7名がパネリストとして登壇し、「日本の将来をイノベートする」というテーマで意見を交わしました。パネリストからは、
- 改革を推し進めるためにはトップが長期的な展望に立ち、諦めない意思を持つことが重要
- 1 社で解決できない課題は他社と組んで解決しなければならない、それらは日本企業が得意とする事である
という意見が出ました。
さらに、複数企業がコグニティブ・テクノロジーを用いて社会課題や産業課題を解決する際にはデータや知的財産の共有の壁が立ちはだかるが、そのような時にこそ産学が日本全体を俯瞰的に眺め、大局的に判断をすることが重要であるという方向性が提示され、CIC がそのような場になることへの期待が述べられました。
パネリスト
- 日本航空株式会社 取締役会長 大西 賢 氏
- 株式会社小松製作所 ICTソリューション本部 副本部長 三輪 浩史 氏
- オリンパス株式会社 技術統括役員兼技術開発部門長 取締役専務執行役員 小川 治男 氏
- パナソニック株式会社 先端研究本部 本部長 辰巳 国昭 氏
- キリン株式会社 R&D本部研究開発推進部 部長 石倉 徹 氏
- 日揮株式会社 ビッグデータソリューション室兼営業本部技術理事 大野 拓也 氏
- イオンフィナンシャルサービス株式会社 常務取締役 事業戦略担当兼海外事業本部長 万月 雅明 氏
モデレータ
- 日本 IBM ストラテジー & アナリティクス Executive Project Manager 的場 大輔