プログラムの数理
時間: 2004 年冬学期 月曜日午前
8:30 -- 10:00
場所: 工学部 6 号館 2 階 63 講義室
お知らせ
- 1月31日に講義はありません。その代わりに、2月1日(火)の午後2時から6
時まで、6号館の350部屋で質疑を受けます。
- 期末試験は2月7日に行う予定です。
講義内容
本講義では算法言語の基本概念を関数プログラミングを通して修得する。関数
プログラミングは算法設計・プログラミングを数学的な活動としてとらえる考
え方であり、本講義ではそれをプログラミング言語Haskellを用いて具体的に
示すとともに、厳密な科学・工学としてのプログラミングのあり方を学ぶ。
関数プログラミングを勉強することによって、問題を解く能力を高め抽象化す
る技能を身につけることができる。これは、他言語でプログラミングにも役に
立つだろう。また、Haskell言語はプロトタイプシステムの開発の高速化に向
いていて、実現言語として算法設計、データ構造、プログラミング言語の文法
と意味論、コンパイラ等に利用されている。
教科書
武市正人訳、 「関数プロ
グラミング」, 近代科学社, 1994年. ISBN4-7649-0181-1、定価4,500円
(R. Bird and P. Wadler, Introduction to Functional Programming, Prentice Hall,
1988)
講義スライド
- 10/04: 講義の概要,関数プログラミング言語Haskellの概要
(スライド(大), スライド(小))
- 10/18, 10/25. 11/01: 基本データ型,型推論
(スライド(大), スライド(小))
- 11/08, 11/22: リスト,内包表現,高階関数
(スライド(大), スライド(小))
- 11/29: プログラミング例
(スライド(大), スライド(小))
- 12/06: 再帰法と帰納法
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- 12/13: 簡約計算モデル
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- 12/20, 01/17: 無限リスト
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- 01/24: 新しい型
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講義で説明されたHaskellのソースプログラム。
リンク
胡振江
(hu@mist.i.u-tokyo.ac.jp)