Dpaste - Dファイルの水平マージ

形式

Dpaste input-file [input-file..]

DptDpasteの短縮形(UNIXのみ)。

説明

Dpaste はレコードを水平にマージする。 すべての入力ファイルは並行して読み込まれ、 出力ファイルの i 番目のレコードは、最初の入力ファイルの i 番目のレコードの全フィールドの後ろに 2番目の入力ファイルの i 番目のレコードの全フィールドを置き、 その後ろに3番目…というレコードとなる。 ある入力ファイルが終わりになった場合、 そのファイルは単に入力ファイルのリストから外し、 すべての入力ファイルのレコードが終わるまで 処理を続ける。

input-file, に一つしかファイルの指定がないとき、 標準入力を2番目の入力ファイルとして使う。

使用例

レコード数の異なるとき

File-1の内容:

a:1

a:2

a:3

File-2の内容:

b:1

b:2

File-3の内容:

c:1

コマンド:

Dpaste File-1 File-2 File-3

結果は次のようになる。

a:1
b:1
c:1

a:2
b:2

a:3

同一フィールド名のあるとき

File-1の内容:

a:1

File-2の内容:

a:2

コマンド

Dpaste File-1 File-2

の結果は次のようになる。

a:1
a:2

水平マージはレコード中のフィールド名には関係なく行われることに 注意すること。 上例にあるように、異なるファイルに同一フィールド名の フィールドがあると、結果はリピーティングフィールドとなる。

メッセージ

マニュアル D_msg参照。

参照

DintroDjoinDprojD_msgDjoin

AUTHOR

MIYAZAWA Akira


miyazawa@nii.ac.jp
2003