Dextract - レコード番号リストによる抜出し

形式

Dextract [ -Fv ] record-number-list [input-file..]

DexDextractの短縮形(UNIXのみ)。

説明

Dextractは、 レコード番号リスト によって、レコードを選択する。 レコード番号リスト は、COMMAで区切られた、レコード番号または HYPHEN-MINUSでつながれたレコード番号ペアの リストである。 レコード番号ペア(n-m)は、 n<=r<=mを満たすすべての レコード番号rを意味する。 当然、 mnと等しいかまたは大でなければならない。 この形において n または m を省略できる。 意味は、「最初のレコードから」 または「最後のレコードまで」となる。

リストの中のレコード番号は重複してもかまわない。 また、上昇順に指定しなくてもかまわない。 指定されたすべてのレコード番号の 和集合が有効となる。

レコード番号は、最初のファイルの最初のレコードを1として始まり、 全入力ファイルを通して増加していく。 ただし、 -F オプションが指定されると、 各入力ファイルの先頭でレコード番号が1に戻る。

オプション

-F
"filename"フィールドを各レコードに付加する。 値はその入力ファイル名で、シェルにより展開された形 をしている。ただし、入力が標準入力の場合、 このフィールドは付加されない。 各入力ファイルの先頭でレコード番号が1に戻る。
-v
レコード番号リストにないレコードが選択される。

使用例

以下の例について、説明を加える必要はないだろう。

Dextract 30
Dextract 1-10
Dextract -10
Dextract 11-
Dextract 2,5,8,11
Dextract 11-13,6-8,3,1
Dextract -F 1-10 *.d
Dextract -v 2,5,8

既定フィールド名

filename:
-Fオプションが指定されたとき、 各レコードの先頭のフィールドとして。

メッセージ

マニュアル D_msg参照。

参照

DintroDheadDtailDselectD_msg

AUTHOR

MIYAZAWA Akira


miyazawa@nii.ac.jp
2003