Dupdate - Dファイルの更新

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形式

Dupdate [ -d ] [ -k key-flags] key-field-list input-file [update-file..]

DupdDupdateの短縮形(UNIXのみ)。

説明

Dupdate は、入力ファイル((一つだけ)からD-レコード(入力レコード)を読み込み、 アップデートファイル(複数可)のD-レコード(アップデートレコード)と key-field-list で指定されたキー値でマッチングを行う。 マッチするレコードがあった場合、 入力レコードは捨てられ、アップデートレコードが標準出力に出力される。 マッチしなかった場合、 入力レコードは、標準出力に出力される。 マッチしなかったアップデートレコードも、キー値順に標準出力に出力される。 入力ファイルも、アップデートファイルも key-field-list 順にソートされていなければならない。

アップデートファイルの指定を省略すると、 Dupdate は標準入力をアップデートファイルとして使う。 複数のアップデートファイルが指定された場合、 Nウェイマッチングを行い、 後ろのファイルが前のファイルに優先する。 結果は、入力ファイルを最初のアップデートファイルで Dupdate し、その出力を2番目のアップデートファイルで Dupdate し、とした結果と同じである。

キーは、入力ファイルやアップデートファイルで一意でなくてもかまわない。 この場合、入力ファイルのキー値の等しい複数レコードが、 同じキー値を持つアップデートレコードのグループで置換えられる。

オプション -d が指定されると、[最後の]アップデートファイルが 削除レコードを含んだ、削除用ファイルとされる。 削除用レコードにマッチしたレコードは捨てられ、 標準出力に出力されない。 通常、削除用レコードはキーフィールドだけを含むが、 その他のフィールドを含んでもかまわない。 キーフィールド以外のフィールドは、 単に無視される。

オプション

-d
最後のアップデートファイルを削除用ファイルとする。 アップデートファイルが指定されなければ、 標準入力が削除用ファイルとなる。
-k key-flags
key-field-list の省略時キーフラグ。 マニュアル Dintro参照。
-D [i/o]datautf=8|16|32
UTF入出力機能参照。

環境変数

Ddatautf, Didatautf, Dodatautf
UTF入出力機能参照。

メッセージ

マニュアル D_msg参照。

参照

DintroDjoinD_msg

AUTHOR

MIYAZAWA Akira


miyazawa@nii.ac.jp
2003