Dcat - Dファイルの連結

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形式

Dcat [ -n ] [ -F ] [ -g key-field-list ] [ -k key-flags ] [ input-file.. ]

説明

Dcatは各 input-file から順にDレコードを読んで,標準出力に書き出す。 UNIXのcatとの主な違いは, Dcatがファイルの終わりをDレコードの区切りとして 読むのに対し,catではそれが行われない点である。

-n オプションを指定すると Dcat は,"seq"フィールドを付加する。 "seq"フィールドには1から始まる出力レコード一連番号が入る。 この一連番号は,-Fオプションを指定すると入力ファイル ごとの一連番号となり,また-gオプションを指定すると 同一キー値のレコードグループ内での一連番号となる。

Dcatは,-Fオプションが指定されている場合, 入力ファイル名を"filename"フィールドに付加する。

オプション

-F
"filename"フィールドを出力各レコードに付加する。 値は,シェルから渡された入力ファイル名である。 入力ファイルが標準入力の場合このフィールドは付加されない。 -nオプションが同時に指定されている場合, レコード一連番号は各入力ファイルの先頭で1にリセットされる。
-g key-field-list
key-field-listによるグループ化; -nオプションとともに用いる。 レコード一連番号は,キー値が直前のレコードと異なる場合に1にリセットされる。 入力ファイルは(必須ではないが)key-field-list順にソートしておく。 このオプションは, -n オプションとともに用いる場合のみ意味を持つ。
-k key-flags
key-field-listの省略時キーフラグ。 マニュアル Dintro参照。
-n
一連番号付与; レコード一連番号を示す"seq"フィールドを 各レコードの先頭のフィールドとして付与する。
-D [i/o]datautf=8|16|32
UTF入出力機能参照。

既定フィールド名

seq:
各レコードの先頭, -n オプションが指定された場合。
filename:
"seq"フィールド(もしあれば)の 後ろで,他のすべてのフィールドの前。

環境変数

Ddatautf, Didatautf, Dodatautf
UTF入出力機能参照。

メッセージ

マニュアル D_msg参照。

参照

DintroD_msg

AUTHOR

MIYAZAWA Akira


miyazawa@nii.ac.jp
2003