Dextract [ -Fv ] record-number-list [ input-file.. ]
Dextractは, レコード番号リスト によって,レコードを選択する。 レコード番号リスト は,COMMAで区切られた,レコード番号または HYPHEN-MINUSでつながれたレコード番号ペアの リストである。 レコード番号ペア(n-m)は, n<=r<=mを満たすすべての レコード番号rを意味する。 当然, m は nと等しいかまたは大でなければならない。 この形において n または m を省略できる。 意味は,「最初のレコードから」 または「最後のレコードまで」となる。
リストの中のレコード番号は重複してもかまわない。 また,上昇順に指定しなくてもかまわない。 指定されたすべてのレコード番号の 和集合が有効となる。
レコード番号は,最初のファイルの最初のレコードを1として始まり, 全入力ファイルを通して増加していく。 ただし, -F オプションが指定されると, 各入力ファイルの先頭でレコード番号が1に戻る。
マニュアル D_msg参照。
以下の例について,説明を加える必要はないだろう。
Dextract 30
Dextract 1-10
Dextract -10
Dextract 11-
Dextract 2,5,8,11
Dextract 11-13,6-8,3,1
Dextract -F 1-10 *.d
Dextract -v 2,5,8
MIYAZAWA Akira