研究テーマ

X00: 総括班

身体記号学の確立に向けた学術コミュニティ及びネットワークの構築

総括班は,いわゆる「たまり場(情報共有と議論の場)」を提供します.具体的には,定期的に公開オンライン会合を実施し,人文系・理工系それぞれにとっての問題意識を共有します.この活動の中で,自分とは異なる研究分野の手法や動向についての相互理解を深め,研究領域の推進を加速させることを目指します.

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A01: 身体班

音声会話に伴う身振りを対象としたマルチモーダル記号論の構築

日常的なコミュニケーションの中で身振りが果たしている役割はとても大きいものです.しかし,身振りの「意味」を認定するのは容易ではありません.この課題に対し,私たちは「マルチモーダル連鎖分析」を方法とし,「マルチモーダル記号論」を構築します.そして,「次世代身振りコーパス」を開発し,みなさんと共有することを目指します.

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A02: 手話班

手話言語におけるイコンとインデックスを対象としたマルチモーダル記号論の構築

手話とはどのような言語でしょうか?手話の言語理論はいま世界中で議論が進められています.私たちは,手話言語独自のマルチモーダル記号論を確立し,「次世代手話コーパス」を開発し,みなさんと共有することを目指します.

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A03: 工学班

マルチモーダル対話翻訳における潜在的構造理解に基づくモダリティ横断

AIに人間の身振りや手話が理解できるでしょうか.いまはまだそれほど単純な問いではありません.私たちは人間の身振りや手話に含まれるマルチモーダル時系列データを高度に認識するための深層学習基盤技術を開発します.

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B01: データ統合班

情報処理技術を活用した文理融合次世代コーパスの構築に基づくモダリティ横断

私たちは人文・理工分野の相互理解を促進させる,肝心要の研究チームです.具体的には,研究者が利用・参画可能な次世代コーパスを各研究班との協同で設計・構築します.研究環境とデータの整備を通して,様々な研究分野における身体記号への関心を誘発します.

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