日本語検索課題の形式

<TITLE>
母集団モデル
</TITLE>

<DESCRIPTION>
計量書誌学分野で、標本データでは観察されない研究者あるいは論文の扱いに付いて論じたものはないか。
</DESCRIPTION>

<NARRATIVE>
収集された標本データについての属性を統計的に論じたものは多いが、計量書誌学（研究者と論文の関係、論文と雑誌の関係を扱っているものがよい）では、実際に標本には現れないデータをいかにして扱えばよいかを論じたものがあるのかどうか知りたい。ロトカの法則やブラッドフォードの法則の、母集団モデルへの展開を考えたものがあるといちばん良い。
</NARRATIVE>

<CONCEPT>
a. 計量書誌学,
b. 未知データ,
c. 母集団, 標本,
d. ロトカの法則, ブラッドフォードの法則
</CONCEPT>

検索課題は、利用者の検索要求を一定の書式で記述したものです。一つの検索課題はSGML風の構造を持つタグ付き文書の形で表現されています。一つの検索課題には、タイトル、検索要求（の記述）、詳細な検索要求説明、検索要求に関連する一連の概念が含まれています。

<TOPIC q=nnnn> は検索課題の始まりを示すタグであり、 4桁の番号 nnnn は検索課題番号を表わしています。
<TITLE>と</TITLE>で囲まれた語句は、検索要求の主要な概念を簡単に表現したものです。もともと、これは、各検索課題のニックネームのようなものとして用意しました。必ずしも、検索要求を表すのに必要なすべての概念が含まれているいるわけではありません。ですが、これは、インターネット・サーチエンジンの利用者がしばしばシステムに投入するような非常に短い検索問合せを模したものとして使用することもできます。
<DESCRIPTION>と</DESCRIPTION>で囲まれた部分は検索要求文です。
<NARRATIVE>と</NARRATIVE>で囲まれた文章は、検索要求文の詳細、用語の定義、検索要求文の背景、検索目的、正解／部分的に正解／不正解の判定基準等を具体的に説明したものです。これは、利用者の情報要求を記述したプロファイルとして、対話型のシステムの評価にも用いることができることを意図したものです。
<CONCEPT>と</CONCEPT>で囲まれた語句のリストは、この検索要求に関連した概念、および、その類義語・上位語・下位語などです。一つの行の語句は、類似の概念を表します。各行の先頭には、a., b., c., ...というラベルがついています。
<FIELD>と</FIELD>で囲まれた項目は、概ねの検索課題の主題分野を表わすものです。正解判定では、この情報は用いません。この分野以外の学会で発表された文書が正解となる場合もあります。分野が複数ある場合は、一行に一分野となっています。
</TOPIC>は検索課題の終わりを示すタグです。
ワークショップでは、１つのタスクについて、１つのチームが複数の検索結果を提出することができます。
検索式は、この検索課題から自動的に作成しても、手作業で作成してもかまいません。
検索式を自動構築する場合は、検索課題の中の<DESCRIPTION>の部分のみを用いた検索が必須です。２つめ以降の実行結果では、、この検索課題のどの部分を用いて検索を行っても構いません。
検索式の作成に人手が介在する場合は、この検索課題のどの部分を用いて検索を行っても構いません。