リサーチアシスタントの韓さんと九州大学内田研究室の早志助教らによる、脳MRI画像から悪性度の高い脳腫瘍である膠芽腫を判定する研究の成果がIEEE Accessに論文発表されました。
これは佐藤センター長が実行委員長を務めた、2017年のMIRUの若手プログラム「研究の立ち上げ」プレゼンコンペ優勝チームがこつこつ研究を続け、2年の時を経て出した成果です。医療ビッグデータ研究センター開設よりも前から予備実験が始まったプロジェクトは、センター内でようやく成果が実りました。
GANを利用して膠芽腫画像を生成し、学習データの拡張を行う研究です。Noise-to-ImageとImage-to-Imageの2つのステップを組み合わせたデータ拡張で、膠芽腫分類における感度を93.67%から97.48%まで大幅に高めることに成功しました。
https://arxiv.org/abs/1905.13456