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イベント

拡大総括班ミーティング(ハイブリッド開催)

この度,「拡大総括班ミーティング(ハイブリッド開催)」を開催することとなりました.

概要

拡大総括班ミーティング(ハイブリッド開催)

日時
令和6年3月21日(木) 13:00-15:00
場所
東京大学 本郷地区キャンパス I-REF棟 2階小会議室AB
東京大学 [本郷地区キャンパスマップ(I-REF棟)]
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_13_16_j.html
*最寄り駅:南北線の東大前駅
*I-REF棟 建物に入るとすぐエレベータあり。2階で降りて、正面突き当り左手奥の部屋
詳細
言語:日本語(主),日本手話(副)手話通訳配置2名済み
Zoom ミーティング開催あり
             
プログラム
「あと一年で身体記号学のこんな理論を作りたい」
領域代表坊農(30分)
概要:今更だが,「身体記号学」とは一体なんなのか?すでに領域内に配布済みの未来館コーパスとJSLコーパスの中における「指差し」を焦点として定め,意味的・物理的にそれらを扱い,談話構造・対話構造を導き出す理論を「身体記号学(ベータ版)」として提案する.残りの1年間で,各班に進めてほしい課題を領域代表として提示する.
「2年間の実施内容報告(各班)」
A01高梨(20分)
概要:この2年間,A01身体班では,未来館SCコーパスを対象とした,(特に移動に関わる)身体動作のマルチモーダル連鎖分析と,同じ事例を対象とした記号学的記述の試行を続けてきた.同時に,これらの中心的な関連分野だけでなく,より広く,動物行動学や人類学の知見との接点 を探る理論的検討も行ってきた.しかし,これらの知見に基づくアノテーションには,学術面でも実施面でもさまざまな課題があることも明らかになってきた.そこで,今回はその打開に向けた新たな計画を説明し,他班との連携の可能性なども議論したい.
A02岡田・Victor(25分)
概要:A02手話班は,次世代手話コーパス構築と手話から見たマルチモーダル記号論の確立を試みてきた.初年度はJSLコーパスの分析,2年目は次世代手話コーパスの構築に注力してきた.3年目は手話から見たマルチモーダル記号論および身体記号学の理論構築を主たる課題とする予定である.2年目に実施した次世代手話コーパスの構築の成果について岡田さんが報告する(10分).SVNを用いたデータ共有の方法の有効性とELANとの相性についてVictorが報告する.How does data science solve the problem?: Consider data sharing between AI researchers and linguists. (15分)
A03中山(20分)
概要:本領域にはJSLコーパスとSCコーパスがある中で,A03ではまず手話プロジェクトに焦点を当てることにした.現状のところ多くの先行研究.データセット.その他のリソースが利用可能(少なくとも他の手話言語で)であることが分かり,関連研究の調査を引き続き続けている.これまでの2年間では,コンピュータサイエンスにおける手話言語処理研究を集中的に調査し.ベースラインメソッドを実装した.またインターネットから独自の大規模日本手話データセットを収集する試みを開始している.
B01菊地(20分)
概要:B01では,全体の進行のズレもあり,基本的に本領域の関係人口にリーチすることを目的とした,情報の整理を行ってきた.一方で,各班の進捗に対する貢献はあまりできておらず,散発的に機会を捉えて現状をヒアリングしたり,状況の整理をしたりするにとどまっている(ミーティングについては配信アーカイブでフォローしてきたが,その後のアクションがとれていない).次世代たりうるコーパスにとって適切な粒度・精度のアノテーションは,そのデータを使って何をしたいか・何ができるかに依存すると考えられるため,次年度はその点について各班と協議をしていきたい.今日の総括班ミーティングでその端緒をつかみたいと考えている.
全体討論&最終年度に向けて(5分)