クリエイティブな活動には議論が欠かせません。人が気軽に立ち寄れて、気持ちよく過ごせる、他の人と会話したり、ブレストやすい「場」作りは、今までにも大学や研究機関、企業で試みられています。 快適な空間の一番わかりやすい例には、スタバのようなカフェや、オフィスのコラボレーションスペースがあります。お茶やコーヒーが飲めて、カウンターやソファで会話したり、離れた椅子で本を読んだり、集中して勉強をしたり。こうした空間は、人は集まりやすく、長い時間をストレスなく過ごしやすいようにできています。 アイディア出しやブレストをしやすい仕掛けもよく見かけます。ガラス張りで見通しをよくした、自由度の高いオープンスペース。壁一面のホワイトボードや、ポストイットが貼れる空間。フリーアドレスのデスクと、立って話せるカウンター、床に座って話せる空間、などなど、いろいろな工夫が凝らされています。 このような「整った空間」は、人を集める、出会いを活性化する、会話を促す、アイディアを出しやすくする目的で多く設計されています。しかし、このような整った空間は、人が心を開きやすい場所になっているかというと、そうでもないようです。おしゃれなコラボスペースを作っても、なかなか人が来ない、人が来ても、端っこの方で座っている、という状況もよく見かけます。腹を割って深い議論を行うための場所としては不十分に感じることもあります。その理由を考えてみたいと思います。
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