インフォデミックを克服するソーシャル情報基盤技術 CREST研究領域:信頼されるAIシステムを支える基盤技術

研究公募

国立情報学研究所から公募型共同研究の案内が開始となりました.戦略研究公募型(年間上限150万)の新規課題に,「人間中心の AI 社会を実現するためのシンセティックメディアに関わる基盤技術の提案」が追加されております.ご興味のある方は,以下のリンクをご一読頂き,申請をご検討頂けますと幸いです.

2022年度 国立情報学研究所 公募型共同研究(2021/12/1申請期限)

14. 人間中心の AI 社会を実現するためのシンセティックメディアに関わる基盤技術の提案

顔、音声、身体、自然言語などの人間由来の情報を AI が学習し、本物と見紛うシンセティックメディアの生成が可能になりつつある。シンセティックメディアは、コミュニケーション分野やエンターテイメント分野を始めとした様々な分野で活用が期待されており、高品質なシンセティックメディア生成技術の確立が期待されている。一方で、シンセティックメディアの負の側面として、詐欺や思考誘導、世論操作を行う目的で、愉快犯や攻撃者が、フェイク映像、フェイク音声、フェイク文書といったフェイクメディアを生成、流通させる可能性があり、社会問題となっている。本テーマでは、人間中心の AI 社会を実現するために、顔、音声、身体、自然言語などの多様なモダリティを対象とした、シンセティックメディアの生成、不正な目的で生成されたシンセティックメディア(フェイクメディア)の検知、メディアの信頼性確保のための新規技術や手法に関する研究提案を募集する。