Dtie - グループフィールドの連結

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形式

Dtie [ options ] [ -t default-delimiter ] [ -N|L|S ] leaf-field-list new-field-name [ input-file.. ]

説明

Dtieleaf-field-list にあげられたフィールド群をつないで new-field-name で与えられた名前の新しいフィールドを作る。 もとのフィールド群は,新しいフィールドで置 換えられる。

指定されたフィールド群がリピーティンググループの場合, オプション -NLS で与えられる リーフフィールドセパレーションアルゴリズムによって, リーフに分解され, 個々のリーフごとにつなげられる。 この操作は,リピーティンググループを リピーティングフィールドにまとめあげる。 リーフセパレーションアルゴリズムに関しては, マニュアル D_lsa参照。

省略時では,フィールド間はTAB制御文字でつなげられる。 しかし, leaf-field-list にはフォーマットを指定することができる, この場合, フィールド群はフォーマットにしたがってつなげられる。 leaf-field-list にフォーマット指定がない場合,オプション -t および -z が使われる。 フィールド群内のフィールドがつなげられる順は, レコード中に現れた順に従う。 leaf-field-list に現れた順ではないことに注意。

オプション

-N
N-THオカレンスアルゴリズム。 これは,省略時のリーフフィールドセパレーションアルゴリズムである。
-L
リーディングフィールドアルゴリズム。
-S
シーケンスブレークアルゴリズム。 これらのリーフセパレーションアルゴリズムについては,マニュアル D_lsa参照。
-t 省略時デリミタ
field-format-list の省略時デリミタを与える。これもないと,TAB制御文字Hが使われる。
-z 省略時オプション
省略時のフォーマットオプション(lrqxQbf)を与える。 省略時はオプションなし。
-D [i/o]datautf=8|16|32
UTF入出力機能参照。

環境変数

Ddatautf, Didatautf, Dodatautf
UTF入出力機能参照。

使用例

-t指定つきの単純連結

コマンド:

Dtie -t / "y,m,d" date input-file

入力:

y:1998
m:08
d:13

結果:

date:1998/08/13

N-THオカレンスとフィールド順

コマンド:

Dtie -t " " a,b,c leaf input-file

入力:

stem:1
a:A1
b:B1
c:C1
c:C2
b:B2
a:A2

結果:

stem:1
leaf:A1 B1 C1
leaf:C2 B2 A2

(リーフフィールドの順は leaf-field-list 順とは限らない。)

フォーマットリストとリーフィールドリスト

コマンド:

Dtie -t " / " -S "v:/\ :\ /,t,r:/\ ;\ /*" vols

入力:

tr:Great Computer Books
v:1
t:The C language
r:B W. Kernighan
r:D M. Ritchie
v:2
t:My Battle
r:Bill Gates

結果:

tr:Great Computer Books
vols:1 : The C language / B W. Kernighan ; D M. Ritchie
vols:2 : My Battle / Bill Gates

メッセージ

マニュアル D_msg参照。

参照

DintroDuntieD_lsa D_msg

AUTHOR

MIYAZAWA Akira


miyazawa@nii.ac.jp
2003