Dunpack [ -t default-delimiter ] [ -z default-options ] field-format-list [ input-file.. ]
Dunpack は, field-format-list の指定によって 一つのフィールドを分解し,リピーティングフィールドにする。 該当フィールドの個々の値は,入力フォーマットによって繰り返しスキャンされ, (指定がなければ -t および -z が有功となってスキャンされる), スキャンされた各部分が,同じフィールド名の新しいフィールドとなる。 もとのフィールドは,これらの新しいフィールド群によって置換えられる。
この分解は, field-format-list にリストされたフィールド名の個々のフィールドについて独立に行われる。 field-format-list が"a"で,入力レコードが二つのフィールド"a"を持っていた場合, 最初と2番目の双方のフィールドが分解される。 これを,もとのフィールド構成に戻す一般的方法はない。 (もし,これを Dpack すればフィールド"a"は,一つだけになる。)
Dunpack の入力フォーマットでは,位置指定に absolute (DIGITS, -DIGITSまたは(DIGITS)) および f (フィールド名付オプション)は禁止される。 リピート(*)は使用できるが意味はない。 すべてのフィールドはリピート可能と解釈する。
コマンド:
Dunpack -t "/" "y,t:,a:/\,/"
入力:
a:1,2,3
a:4
y:1996/1997
t:packed
結果:
a:1
a:2
a:3
a:4
y:1996
y:1997
t:p
t:a
t:c
t:k
t:e
t:d
マニュアル D_msg参照。
MIYAZAWA Akira