Dunpack - 1フィールドからリピーティグフィールドへの分割

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形式

Dunpack [ -t default-delimiter ] [ -z default-options ] field-format-list [ input-file.. ]

説明

Dunpack は, field-format-list の指定によって 一つのフィールドを分解し,リピーティングフィールドにする。 該当フィールドの個々の値は,入力フォーマットによって繰り返しスキャンされ, (指定がなければ -t および -z が有功となってスキャンされる), スキャンされた各部分が,同じフィールド名の新しいフィールドとなる。 もとのフィールドは,これらの新しいフィールド群によって置換えられる。

この分解は, field-format-list にリストされたフィールド名の個々のフィールドについて独立に行われる。 field-format-list が"a"で,入力レコードが二つのフィールド"a"を持っていた場合, 最初と2番目の双方のフィールドが分解される。 これを,もとのフィールド構成に戻す一般的方法はない。 (もし,これを Dpack すればフィールド"a"は,一つだけになる。)

Dunpack の入力フォーマットでは,位置指定に absoluteDIGITS-DIGITSまたは(DIGITS)) および f (フィールド名付オプション)は禁止される。 リピート(*)は使用できるが意味はない。 すべてのフィールドはリピート可能と解釈する。

オプション

-t default-delimeter
field-format-listに対する省略時区切り字を与える。 省略時はTAB制御文字となる。
-z default-options
field-format-listに対する 省略時のフォーマットオプション(lrqxQb)を与える。 省略時はオプションなしである。
-D [i/o]datautf=8|16|32
UTF入出力機能参照。

環境変数

Ddatautf, Didatautf, Dodatautf
UTF入出力機能参照。

使用例

コマンド:

Dunpack -t "/" "y,t:,a:/\,/"

入力:

a:1,2,3
a:4
y:1996/1997
t:packed

結果:

a:1
a:2
a:3
a:4
y:1996
y:1997
t:p
t:a
t:c
t:k
t:e
t:d

メッセージ

マニュアル D_msg参照。

参照

DintroDpackD_fmtD_msg

AUTHOR

MIYAZAWA Akira


miyazawa@nii.ac.jp
2003