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研究活動 研究テーマ

テクノロジーとコミュニケーション

私たちを取り囲むテクノロジーは日々進歩しています.そしてテクノロジーは私たちのコミュニケーションの形を変えていきます.私たちはテクノロジーを介したコミュニケーションのあり方を考えたいと思っています.

テクノロジーとコミュニケーションのイメージ
図1: テクノロジーとコミュニケーションのイメージ (クリックすると拡大します)

関連プロジェクト

JSTさきがけ「インタラクション理解に基づく調和的情報保障環境の構築」(2009-2013)
情報機器の発展はろう者の生活に大きな変化をもたらしてきている.例えばポケベルや携帯メールは外出先での連絡を可能にし,自宅でFAXを待つ従来の生活を一変させた.今後は映像通信技術の発展に伴い,手話を用いた映像による社会参画の機会が増えると予想される.本研究では遠隔地にいるろう者と聴者が対等に議論可能な場として,映像通信技術を用いた調和的情報保障環境の構築とそのガイドライン作成を目指す.
さきがけ領域ページ: http://www.human.jst.go.jp/
JSPS異分野融合「手話コミュニティにおける遠隔コミュニケーション環境の提案」(2009-2014)
本研究の目的は,遠隔コミュニケーション技術及び超臨場感・テレプレゼンス創成技術を用いて日本各地の聴覚障害者(以下ろう者)コミュニティに対し革新 的支援技術を提案することにある.国内外では手話コミュニケーション研究と遠隔コミュニケーション技術の開発がぞれぞれ別々に進められているが,これらを 融合した研究は存在しない.手話コミュニケーションにおいて,身体の向きや手の位置といった些細な身体動作は言語として必須の情報であり,遠隔コミュニ ケーション環境ではそれらを厳密に伝達することが望まれる.また遠隔地に対話相手がいることからくる違和感やコミュニケーションの齟齬を取り除かなければ 遠隔コミュニケーション環境の長期的利用は見込めない.そのために本研究課題では言語学と情報学の分野を融合させ,手話コミュニケーション特有の傾向や配 慮すべき点を言語学・手話通訳論の立場から検討し,遠隔コミュニケーション環境デザインに組み込むことを試みる.
研究代表者:
坊農真弓(国立情報学研究所)
共同研究者:
中西英之(大阪大学),荒川佳樹(NICT),白澤麻弓(筑波技術大学),黒田知宏(京都大学),河野純大(筑波技術大学),内藤一郎(筑波技術大学)
研究補助者:
菊地浩平(国立情報学研究所)
異分野融合事業のページ: http://www.jsps.go.jp/j-ibunya/index.html

主たる業績

  • 坊農真弓・高梨克也共編/人工知能学会編(2009)『知の科学 多人数インタラクションの分析手法』オーム社.