誰でもできるワークステーション静音化

稼働中のコンピュータが発する音は、意外と耳障りなものです。一番良いのは、コンピュータを使わないことでしょうが、仕事で使っていたりすると、そうもいきません。そこで、コンピュータから出る音を、パーツの変更等によって、限りなく無音に近づけてみました。まず、主な騒音発生源を調べます。大抵の場合、ハードディスクの回転音、CPU及び電源ファンが問題となるので、以下のような対策をとります。
 

1)ハードディスクの低騒音化

2.5インチハードディスクを用いると、騒音も小さく、発熱も抑えられます。
取り付けには、2.5インチ->3.5インチ変換キットを使用します。

2.5inch HD

2)ファンの低騒音化

ファンも低回転の静音タイプに代えましょう。さらに、コネクタのピン位置変更して、電圧を7Vに落とすと、かなり静かになります。

Silent fan

※注意事項
もちろん、低騒音化によって、生じる問題もあります。ハードディスクの性能が低下するために、ディスクアクセスが若干遅くなり、ブート時間が伸ます。また、筐体内の温度が上昇するので、部品の寿命が短くなったり、故障率が上昇する可能性があります。特に、空調によって、室温がコントロールされていない場所では、発火や故障の可能性があるので、やめた方が良いでしょう。あくまでも、リスクを負える範囲で行ってください。


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