デジタルビデオ工房

1)ビデオクリップを作ろう。

まず、用意するものは、デジタルビデオカメラです。各社がデジタルビデオカメラを発売していますが、大きさや連続撮影時間など、若干違いがあります。また、後述のインターフェイスボードとの相性もありますので、良く調べて購入してください。次に、デジタルビデオの取り込みや編集を行うためのパソコンを用意します。なるべく速いものがよいでしょう。できれば、最新機種を準備してください。ビデオをパソコンに取り込むには、IEEE1394のインターフェイスボードが必要です。これも、いくつか種類がありますが、SCSIインターフェイスがついているものが、便利でしょう。ビデオを取り込むためのハードディスクは、AV用の高速なものが必要です。詳しくは、IEEE1394のインターフェイスボードの説明書等を参照してください。最後に、取り込んだビデオを編集するためのソフトウエアを用意します。IEEE1394のインターフェイスボードに付属している場合もあります。

今回用意したのは、Gateway G6-266,Panasonic NV-DS5,DPS Spark plus,Seagate Barracuda UW, Adobe Premiereです。

用意ができたら、パソコンにIEEE1394のボードを組み込んで、HDDを接続した後、編集ソフトウエア等をインストールして下さい。そして、準備ができたら、ビデオカメラで、ビデオクリップにしたい映像を撮影してください。これを、ビデオカメラとIEEE1394のボードをコードでつないで、取り込みます。ちなみに、1分間で200MbyteほどHDDを消費します。また、LANに接続されている場合、取りこぼしが起きる場合もあるそうです。取り込みが終わったら、編集ソフトを使ってクリップの編集をします。クリップにタイトルをつけたり、特殊効果などを加えるとより、素材の味が引き出せますが、単なる編集だけでも、十分楽しめます。出来上がったビデオクリップは、適当なフォーマットで、出力してください。この時、出力のレートに注意してください。あまり、高品位な画像にすると、とても巨大なファイルになります。しかし、レートを低くすると画質も落ちるので気をつけましょう。

2)デジタルアーカイブを作ろう。

このようにして作成したビデオクリップをよりいっそう楽しむには、インターネットで公開するのが良いのですが、高品位画像の場合、回線を占有してしまわないように、LAN内で公開するのがおすすめです。なお、ストリーミング再生などを行わせる場合は、ストリーミング再生をサポートしているフォーマットに変換する必要があります。以下に私が作ったビデオクリップを公開します。なお、今回のビデオクリップは画質優先で作成したため、細い回線からは、見ることができないかも知れません。もし、見ることができたら、感想とともに報告してくれると嬉しいです。では、ごゆっくりとお楽しみ下さい。

・学術情報センター一ツ橋新館見学会(公開終了)
先日行われた、建築中の一ツ橋新館の見学会の様子です。
(約4分,約6Mbyte)

3)参考リンク集


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