リサーチアシスタントの韓さんとRCMBの村尾特任准教授、佐藤センター長らによる、脳MRI画像から早期のアルツハイマー病を検出する研究の発表がCIBB 2019に採択されました。
GANを利用した教師なし学習によって健常者の脳MRI画像を生成し、その生成画像との逸脱度を測ることでテスト画像に潜む異常を検出するアルゴリズムを提案しました。今回はアルツハイマー病患者の脳MRI画像をテストに用いましたが、このアルゴリズムは教師なし学習をベースにしているので、脳の器質的変化をきたす他の疾患の検出にも利用可能です。
https://arxiv.org/abs/1906.06114
CIBB (Computational Intelligence methods for Bioinformatics and Biostatistics) は計算機知能をバイオインフォマティクスや医療統計などへ適用する手法を議論する国際学会の一つです。今年の年会はイタリアのベルガモで9月4日から開催されます。