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曽根原 登
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2013.03.06
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2013.03.15
曽根原研究室HP開設
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曽根原研究室 概要
高度な情報通信技術の普及とともに、情報世界(Cyber World)と現実社会 (Real Society)が連携あるいは統合した融合社会( The Integrated Society) が到来した。この社会は、データや情報を駆使し、環境・エネルギー・食糧問題、自然災害への対策・ウィルスの脅威やシステム障害・サイバー攻撃への対応など、人類が直面する地球規模の課題に対して、解決策を導き出す社会であってほしい。この新しい価値創成には、情報やデータの収得、蓄積、管理、分析、統合手法など、さまざまなパラダイムシフトが必要となる。
一方、情報通信技術の進歩は、科学の方法論にも変化をもたらした。過去数世紀の間、科学のパラダイムは、実験科学や理論科学が主流であった。その後、コンピュータによる大規模で複雑な数値計算とシミュレーションを行う計算科学が誕生した。そして現在、インターネットとWebの台頭は、科学技術の研究手法にさらなる変革をもたらした。高度な情報通信技術によってあらゆる情報機器やセンサがネットワークへ接続され、情報がデジタル化されて流通し、いつでも、誰もが、どこからでもアクセスすることが技術的に可能となった。このようなネットワークを介して収集される大規模で複雑なデータに基づく実証的な研究手法は、データ中心科学(Data-centric Science)と呼ばれる。
融合社会では、すべてのモノがネットに接続されるので、人間と社会の状態や行動を知るためのライフログなどのデータセンシングが可能となる。現実世界の人・モノ・社会の過去・現在そして未来に起こる状態変化は、WebやSNS空間に投影されて情報の変化となる。その情報・データの変化をWeb空間で解析・シミュレーションをして、人やモノに対してふたたびフィードバックすることで、新たな価値を創成し、人々の生活をより良いものする。このような情報循環により、融合社会での新たな知的情報産業、知識サービス産業を創出するデータ駆動の意志決定や政策決定の科学的方法論について研究している。
本研究室では、下記の研究に取り組んでおり、本研究室で実施しているプロジェクトの一例をご紹介します。