• SIP3 - Strategic Innovation Promotion Program Third Phase

    戦略的イノベーション創造プログラム (SIP)内閣府が施行する国の科学技術政策のひとつで、将来のSociety5.0の実現に向けて社会的課題の解決や日本の経済、産業競争力にとって重要な課題を設定し、基礎研究から社会実装までを一体として研究開発を推進するものです。総合科学技術・イノベーション会議 (CSTI) の審議に基づき、プログラムディレクターや予算配分をトップダウンで決定しています。2014年度 (平成26年度) に第1期が11課題で開始され、2023年度 (令和5年度) からは第3期 (SIP3) の14課題が進行中です。NII RCMBでは、SIP3の課題の一つ、統合型ヘルスケアシステムの構築に初年度より参加しています。


  • AI model for metabolic syndrome estimation

    日本眼科学会と名古屋大学、国立情報学研究所は、学会主導データベース「Japan Ocular Imaging Registry: JOIR」で収集された画像データを利用し、眼底写真から血圧や血糖値、BMIを推定するAIを研究開発してそのモデルを無償公開しました。このAIモデルを活用し、メタボリック症候群を予防する研究の一助になることが期待されます。


  • LMM for radiological comparison

    名古屋大学大学院森研究室(教授 森健策、准教授 小田昌宏、博士後期課程学生 Nguyen Cong Khang)と国立情報学研究所RCMBは、3次元X線CT画像から基盤モデルを作成し、さらに大規模言語モデル (LLM) と組み合わせてCT画像を比較読影した所見文を出力する大規模マルチモーダルモデル (LMM) を研究開発しました。このLMMは、経過観察のために時間をおいて撮影した二つのCT画像を読込んで解析し、それらを比較してどの臓器にどのような変化があるのか、あるいは変化がないのかを報告する所見文を生成します。これは、これまで放射線科医しかできなかった経過観察を支援し、より迅速で精確な読影所見の記述や病変の定量評価の実現につながるものです。


  • AI model for biological sex estimation

    日本眼科学会と国立情報学研究所は、眼底写真から性別を推定するAIを研究開発し、そのモデルを無償公開しました。


  • NII Open House 2023

    今年の国立情報学研究所オープンハウスは、2019年以来4年ぶりについにリアル会場をメインとする開催となりました。例年通りRCMBも出展し、リアル会場にポスターとスライドショーを展示してオープンハウスに臨みました。