KOIBUCHI LABORATORY

研究

フォトニックコンピューティング・ネットワーク Photonic computing-Network

本研究では、多値表現能力を極限まで活用するためにフォトニック近似コンピューティングを探究しています。古典コンピュータでは1つの信号あたり1ビットずつ処理を行っています。一方、本近似コンピューティングでは1つの波長あたり多値処理を行うため、現行の数倍から十倍の計算処理が可能になります。
多値処理の導入のトレードオフとして、信頼性と技術成熟度の面で課題が生じます。この課題の解決のため、アルゴリズム、処理系、アーキテクチャに関するフォトニックコンピューティング向け近似処理についての研究開発を行っています。本近似コンピューティングの特徴は、光電融合技術であるCo-Packaged Optics (CPO)やオンボードシリコンフォトニクスのトランシーバを最大限に活用して広帯域I/Oを利用する点にあります。最終的に、近似コンピューティングとフォトニックコンピューティングの融合を世界に先駆けて実現し、光の極限性能を生かすシステムアーキテクチャを明らかにします。

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