NTCIR-16

NTCIR-16の目的

1997年よりNTCIRプロジェクトでは情報検索、文書要約、情報抽出、質問応答などの情報アクセス技術を促進するための研究活動を推進して参りました。全体的な目標としては以下の3点を掲げております:

  1. 大規模な情報アクセス技術の評価を可能にする研究基盤の提供
  2. 比較可能な実験結果から得られる知見が相互に共有される研究コミュニティの形成
  3. さまざまな情報アクセス技術の評価方法、および、評価指標の確立

NTCIRにて複数の研究者が協力することで、新しい情報アクセス技術の有効性検証に欠かせない、大規模なテストコレクションを構築することが可能になります。また、NTCIRでの協力を通して、研究対象に関する深い洞察が研究者間で共有されることが期待されます。

特にNTCIR-16では情報アクセス技術に関する以下の2つのトピックに重点を置い ています:

  1. 伝統的・モダンな情報検索技術 (DialEval-2, WWW-4, DataSearch-2, Lifelog-4, ULTRE, Session Search, RCIR)
  2. 金融,政治,医療など専門ドメインにおける深い言語理解 (FinNum-3, QA Lab-PoliInfo-3, Real-MedNLP)

研究活動の促進のため、そして、研究を楽しむためにNTCIRへの参加を検討され ているすべての研究グループにとって、NTCIR-16が実り多き機会となることを心 より願っております。

Last modified: 2021-02-25